あま歯科クリニック

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歯の豆知識

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2025.03.17

歯の豆知識

親知らずは抜いた方が良いの?

こんにちは!あま歯科クリニックのTです^^

今回は親知らずは抜いた方が良いのかどうかについてお話します!

歯医者さんで「この親知らず抜いた方が良いですね」と言われても、今は何も不便を感じていないから「考えておきます」と放置している方も多いのではないでしょうか。しかし、歯医者さんが親知らずの抜歯をすすめる場合、患者さん自身に自覚はなくとも、その歯が見えないところで悪さをしている可能性や、将来的に悪さをする可能性が高いと考えられます。不要な抜歯をすすめている訳ではありません。

そこで、抜く必要のある親知らずとそうでない親知らずとはどんな例かを紹介します。

まずは抜いた方が良い例を紹介します🦷

親知らずが傾いて生えていて、手前の歯(第二大臼歯)とぶつかったところを虫歯にしている場合です。親知らずがぶつかっているところは食べかすが挟まりやすく、歯ブラシも届かないため虫歯になるリスクが非常に高いです!第二大臼歯の虫歯の治療をしても、親知らずを抜かない限り虫歯は再発します。第二大臼歯は第一大臼歯と並んで咀嚼のかなめとなる歯です。この歯を失うと、咀嚼機能への影響が大きいです。

顎に親知らずが生えてくるスペースがないため、横に倒れて生えており、第二大臼歯の側面にぶつかっている例です。押された第二大臼歯が隣の歯を押して、その歯がまた隣の歯を押して、というふうに将来的に歯並びを悪くする可能性があります。

横に倒れて生えた親知らずが第二大臼歯の根にぶつかり、根の部分的な喪失が起こっている例です。根がなくなってしまった歯は残すことが不可能になります。根の喪失が少ないうちなら、親知らずを抜けば第二大臼歯を残せます。この場合、患者さんには自覚症状がないことがほとんどです。顎の骨の中で起きているので見えません。レントゲンを撮って初めて分かります。

親知らずが完全に歯茎の中に埋まっておらず、部分的に顔を出している状態の「半埋伏(はんまいふく)」という状態の例です。中途半端に顔を出した親知らずと歯茎のすき間は、深い歯周ポケットができているのと同じ状態です。そのため、内部にプラーク(細菌のかたまり)が溜まり、炎症が起きて腫れたり出血したりしやすい状態です。原因となる親知らずを抜かない限り、炎症が再発します。

親知らずが関連して起こる歯周病を「智歯歯周炎」といいます。親知らずは顎の最奥に生えている歯なので、咀嚼筋や咽頭、頸部へと近いため、細菌感染が顎の骨や顔面、首に広がりやすいのです。炎症を繰り返すうちに顎の骨が骨髄炎になったり、身体に炎症が広がって蜂窩織炎になってしまう危険もあります。

顎の骨の中に埋もれた親知らずが、周りに嚢胞(のうほうという液体が入った袋状の病変)をつくっている例です。嚢胞は年月とともに大きくなっていきますが、患者さんには自覚症状がないことがほとんどで、お顔に変化が見られてから異常に気付く方もいます。

次に逆に抜かなくても良い親知らずを紹介します🦷

まっすぐ生えていて隣の歯にぶつかっていない、または周りの歯茎に炎症を起こしていない親知らずなら抜く必要はありません。顎の骨に完全に埋もれていて、第二大臼歯からも離れていて周囲に病変(嚢胞)をつくっていない場合も抜く必要はありません。

問題のある親知らずはできるだけ若いときに抜いてしまった方が良いです。若いときに抜いた方が良い理由は、若ければ若い程、顎の骨はやわらかく、顎の骨と癒着していないので抜きやすいことや、術後の治りが早いことが挙げられます。親知らずの歯の根ができあがっていない20歳前後ならさらに抜きやすいです。体力のあるうちは親知らずの周囲の炎症でとどまっていても、加齢に伴い抵抗力が衰えてくると、あごの骨の骨髄炎や蜂窩織炎になってしまうことも珍しくありません。また、妊娠すると、ホルモンバランスの変化により親知らずの周りが炎症を起こしやすくなります。ですので、これから妊娠を考えている女性の患者さんで少しでも炎症を起こしている親知らずがあるなら抜いた方が良いです。

歯科医院に定期的に通っていただき、レントゲンを撮って、抜いた方が良い親知らずを発見してもらうようにしましょう👏

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