あま歯科クリニック

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〒699-0406島根県松江市宍道町佐々布211-8

歯の豆知識

歯の豆知識

2025.04.14

歯の豆知識

安心・安全な治療のために持病とお薬、教えてください💊

こんにちは!

あま歯科クリニックのSです🙂

高血圧や糖尿病の持病のあるかた、血液サラサラのお薬や骨粗しょう症のお薬を飲んでいるかた。歯医者さんを受診されたときに、そのことをお伝えいただけているでしょうか。

「病院ならともかく、歯医者さんでそこまで言う必要はないだろう」

「あまり持病のことは言いたくない」と思う方もいるかもしれませんが、それはとても危険です。安心・安全な治療のために、持病やお薬についてお教えください。

患者さんの持病やその治療のために飲まれているお薬は、歯科治療、とくに抜歯やインプラントなどの外科治療に影響します。歯科側で把握しないまま治療を進めると、取り返しのつかない事態、生命の危険が生じたり、治療後に痛みや腫れが続いたり、沿りが悪かったりと患者さんが苦しい思いをされることがあります。

【高血圧症】:高血圧症のかたは、治療時の緊張でさらに血圧が上がります。血圧が上がると心臓がドキドキしますが、それよりも怖いのは脳の血管への影響です。内圧が上がりパンパンになった血管が破れ、出血を起こしてしまうことがあるのです。こうなると救急搬送が必要となります

【血栓症】:血栓症の発症を抑制するために飲んでいただくのが抗血栓薬。いわゆる

「血液サラサラのお薬」で、服用するかたが飛躍的に増えています。

お薬の作用により血が止まりにくくなります。

抗血栓薬を服用しているかたは、出血が止まりにくくなります。これは抜歯やインプラントなどの外科治療を受けるときに影響します。

【骨粗鬆症】:骨粗しょう症は、からだの骨だけでなくあごの骨にも影響します。

骨粗しょう症のお薬を飲んでいるかたは、骨代謝を人為的に変えるお薬の影響により、抜歯やインプラントなど侵襲の大きな治療を受けた後に、「あごの骨の壊死」が起こることがあるのです。

【糖尿病】:外科治療後に感染や炎症を起こしやすくなります。糖尿病はいわば

「血管の障害」です。血流が悪くなり、栄養や免疫細胞が届きにくくなるために、感染への抵抗力が弱まり傷の治りが悪くなります。そのせいで細菌感染を起こしやすく、炎症もひどくなりがちです。

【ステロイド剤】:歯科治療では、細菌感染が起こりやすくなります。

「炎症」というとよくないものと考えられがちですが、細菌に対しからだが戦っている証拠でもあります。ステロイド剤を長期服用されているかたは、炎症や免疫反応が起きにくくなるので、細菌感染が起きやすくなります。そのため、抜歯後や手術後の傷が治りにくく、膿んだり腫れたりしやすいです。

「おくすり手帳」を活用しましょう!💊📔

持病とお薬は意外なところで歯科治療に関係してきます。歯科受診の際には必ず持病やお薬についてお伝えいただければと思います。ただ、どんなお薬を飲んでいるか、いつごろから飲んでいるかなどは、うっかり忘れてしまうこともありますよね。何種類もお薬を服用されているならなおさらです。そんなときは「おくすり手帳」を活用しましょう。安心・安全な歯科治療のかけ橋となるのが、おくすり手帳になります。

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