あま歯科クリニック

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歯の豆知識

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2024.08.29

歯の豆知識

歯の数が多い…??過剰歯とは?

こんにちは!歯科衛生士のFです🙋🏻‍♀️今回は過剰歯についてのお話です。

人の歯の数は、子どもの歯で20本、大人の歯で28本、親知らずを入れても32本と決まっています。しかし、この本数より多くの歯が作られる場合があり、その歯を過剰歯といいます。
過剰歯の存在は割と多く見られ、30人に1人程度の方に生えてくると言われています。
乳歯の時よりも永久歯のなかに多く見られます。
生えてくる場所は上顎の真ん中の前歯の間が最も多く「正中過剰歯」と呼ばれています。
次いで多いのが親知らず後方に生えてくる「第4大臼歯」と言われる歯です。大臼歯の外側に生えてくる「臼傍歯」やまれに下顎小臼歯の付近に生えることもあります。
過剰歯は真っ直ぐ歯列内に生えてくる場合もありますが、歯列外に生えてくるものや正常に生えることができず埋伏歯(埋まっている歯)になるものもあります。

🟠過剰歯の症状
この歯は通常自覚症状がほとんどないものが多く、X線写真検査によって初めて発見されることが多いです。上顎正中過剰歯を放置した場合によく起こる異常は歯並びへの影響です
左右の歯の歯間離開(正中離開)や、永久歯が本来の位置よりもずれて生えてしまったりします。
また、中切歯が生えてくるタイミングが遅れたり(萌出遅延)、生えてくることができなかったり(萌出障害)します。さらに、過剰歯が生える過程で、近くにある永久歯の根が吸収したり、歯の動揺を大きくしたり、歯根の形成異常などの原因になることもあります。

🟠過剰歯の治療
X線写真検査を行なって過剰歯の有無の確認をします。
過剰歯は噛み合わせや周囲の歯に悪影響を及ぼすおそれがある場合、一般的に抜歯の対象になります。骨の深い位置に埋伏した過剰歯のように特に悪影響を及ぼさなければ、過剰歯の抜歯をした時の近くにある永久歯の歯根損傷や歯髄壊死のリスクを考慮して、抜歯せず経過観察する場合もあります。

🟠埋伏過剰歯の抜歯時期
年齢や埋伏歯の状態によって、抜歯する時期を検討します。
顎の骨の中にとどまり、埋伏歯となっている場合の抜歯の判断は、他の歯の根を傷める危険性・移動の方向・抜歯したばあいの傷の大きさ 等を考慮して抜歯を検討します。
低年齢すぎるると処置を行うこと自体が難しいですし、早期であると生え変わりの永久歯の歯胚を傷つけてしまう危険もあります。あまり長く放置していると過剰歯の抜歯により永久歯の神経を傷つける危険があります。周囲の永久歯形成への影響を考慮すると、乳歯から永久歯への交換期(概ね6〜7歳)に過剰歯の抜歯をお勧めすることが多いです。レントゲン写真などで、定期的に観察しながら、抜歯時期を考えます。

あま歯科クリニックではお子様の定期検診の際、乳歯から永久歯へ交換する小学1年生〜2年生ごろにレントゲン写真を撮影し、大人の歯の数が正常かどうか、向きが正しいかどうかを確認をしています👦🏻🦷

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