あま歯科クリニック

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歯の豆知識

歯の豆知識

2024.04.24

歯の豆知識

妊婦健診について

こんにちは。あま歯科クリニックの受付Mです!
今回は妊婦健診の重要性についてお話ししたいと思います。

妊娠中は口腔内にトラブルが起こりやすい状態です!

・つわりで歯をきちんと磨けない
・つわりによる胃酸逆流のほか、酸っぱいものを好んで食べるので口腔内が酸性になりやすい(お口の中が酸性に傾くとむし歯が繁殖しやすくなります)
・一度に食べられる量が少ないので、食べ物を口にする回数が増え、その結果、歯の再石灰が起こる時間が短くなる。
・ホルモンバランスの変動によって、唾液がねばつくようになり、歯周病菌が繁殖しやすくなる
・産婦人科の通院などで忙しくなり、歯医者さんに行く機会が減ってしまう

以上のような理由から、妊娠中はむし歯や歯周病になりやすいので要注意です。
起こりうる症状としては以下のものがあげられます

・妊娠関連性歯肉炎
女性ホルモンの影響やつわりで歯磨きが十分でない場合、妊婦の半数以上の方が歯肉の赤み、腫れ、出血を特徴とした歯肉炎となります。

・妊婦関連性歯周炎
歯肉炎がさらに進行して、歯を支える顎の骨が吸収された状態を歯周炎といいます。歯周炎が早産や低体重児出産に関連することが報告されており、妊娠中の適切な歯周病治療が必要となります。

・妊娠性エプーリス
亢進した女性ホルモンの影響で歯肉に良性の腫瘤ができることがあり、これをエプーリスといいます。出産後に自然消失することが多いのですが、出血や痛みが出ることも多いです。

・むし歯
つわりによるお口の衛生環境の悪化や間食の増加、さらにむし歯の進行を抑える唾液の分泌や性状が変化して、妊娠中はむし歯が進行する危険性が非常に高まります。お母さんのむし歯は赤ちゃんのむし歯にも関係してきます。

・智歯周炎
女性ホルモンの影響で歯肉が腫れやすい状態であるため、歯ブラシの届きにくい智歯(親知らず)の歯肉が腫れて痛みが生じることがあります。

・口内炎
妊娠中はホルモンバランスの変化、偏食による鉄分やビタミン不足、ストレス、体調不良などから口内炎が生じやすいといわれています。

松江市では、お口の健康を保ち
安心して出産を迎えるため、妊婦パートナー検診の受診を推奨しています。
対象となる妊婦さんとそのパートナーさんには歯科受診券が交付されます。
妊婦の方には安定期に入った5〜7ヶ月頃の健診受診をオススメしてます。

妊娠中に、虫歯菌や歯周病菌がお口から体内に入り込んでしまうと、早産や低体重児出産を引き起こす可能性があるといわれています。
また、赤ちゃんのお口の中にはもともとむし歯菌はいないため、赤ちゃんにむし歯をうつしてしまうリスクもあります。
妊娠中の歯科検診は、赤ちゃんをむし歯から守るためにも大切です!

この機会にご家族でかかりつけ歯科医院をつくり、皆さまで受診していただければと思います☺️

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