歯のけが
歯のけが
ー 歯のケガの対処法 ー
・歯がかけた!歯が折れた!
歯のかけらの大小に関わらずとりあえず探し出せたら残しておいて歯医者に持って行きましょう。
小さい場合は使えないこともありますが、使えるかどうかは実際の状態を見て判断します。
大きくかけた場合は再度接着させ戻すこともあり、その方がきれいな仕上がりになります。
歯のかけた断面を下から見上げてピンク色もしくは出血が見えたら神経が露出している可能性もあるためなるべく早く来院してください(当院ではどんなに混んでいてもその日のうちに一度見させてもらい
ます)。
歯が折れた!と思っていても実はめり込んでいることもよくあります。
一見すると歯が短くなっているので、歯が折れた!と勘違いすることがありますが折れてません。
子どもの乳歯の場合はそのまま経過を見ておくと数ヶ月で元の位置まで萌出することがあるため、そのまま 経過観察で様子を見ることもあります。
・歯が抜けた!
歯が丸ごと抜けてしまった場合、条件によって歯を元に戻すことができます。歯が抜けてしまった時、最も影響を受けるのは根の周りにある組織(細胞)です。
抜けた歯はとにかく「牛乳」につけるのがベストです。
それがなければ「卵白」もしくは「コンタクトレンズ保存液」につけて乾燥させないようにして歯医者まで持参してください。
水道水につけると歯の細胞が死んでしまうのでやめましょう。
牛乳などが何もなければお口の中に入れて持ってきてください。
多少汚れていても歯科医院で洗うので大丈夫です。
・歯ぐきから出血している!
まず止血をしてください(ガーゼがなければティッシュでもOK)。
お口の中の出血は唾液と混ざっているので多く感じますが、実際は少ないことがほとんどです。
出血しているところをガーゼ(もしくはティッシュ)で軽く10分~15分押さえ止血をしてください。
※歯のけがの影響は数年後に現れることがあります。
けがをしてから数年後に歯の色が変色したり歯茎が腫れてくることがあります。
けがによって歯の中の神経がダメージを受けていたり歯の周りの靭帯がダメージを受けたことが原因です。
いずれも患者さんが自分では気付きにくいため定期的な診査、レントゲン撮影でチェックを受けた方が良いでしょう。